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⑱がんの心理療法 心の治癒力について

いずみの会 斉藤です

ランセット乳がん


上記の図は心理的要因が、がんの進行を遅らせることを示したものです。
この研究は、がん告知を受けてから病気の受け止め方によって経過がどのように異なるか十数年追跡して調査したものです。

早期の乳がん患者62人を対象に、がん告知を受けた3ヵ月のちに、自分が がんである事をどのように受け止めたかを、「4つのグループ」に分けて追跡しました。

Ⓐ闘争心で対応した人(ファイティングスピリットを持って、がんに打
 ち勝ってやろうと思った)
Ⓑ病気を否定した人(医者の告知を受け入れず、自分は大丈夫と
 思った)
©冷静に受容した人(医者にまかせよう、特に自分に出来ることは
 ないと思った)
Ⓓ絶望感を持った人(がんで死んでしまうと四六時中さいなまれる
 人)

◎生存率が高いのは順番にⒶⒷ©Ⓓとなります。

◎図には出てきていませんが、15年目に調べた時はⒶとⒷ すなわち闘争心と否定でもって、がんに対処した人は45%の人が
生存しており、©とⒹ 消極的な姿勢を示した人は17%しか生存していませんでした。

⦿がんに真っ向から立ち向かい、希望を失わずに闘った人は生存率が高い事を示しており、生きていく上で精神的なものの影響が最も大きい事も証明しています。

スピーゲル


アメリカのスピーゲルが行った心理療法の結果の表です。  
乳がんが、すでに転移した患者に実施しました。

A群は普通の治療だけ行ったグループ
B群は週1回90分1年間 心理療法を行ったグループ

◎精神科医・ソーシャルワーカー・乳がんが治癒した経験を持つ
治療家などが患者にカウンセリングやディスカッション(がんとどう取り組むか)をしました。

スピーゲル②


◎言葉によるカウンセリングを何回か積み重ねる事により、
患者さんが今どんな気持ちで、どんな問題をかかえているかお互いに理解し助けるような関係が実現されていきました。

◎全員がこの集まりに参加する事に大きな意義を感じるようになりました。

◎実施した側のねらいは患者さんがお互いの体験を
交流したり、気持ちを打ち明けあったりすることで患者同士が自分の治療のこと、症状のことなどを話し合う事によってお互いに支え合うといった状況をつくっていくことが出来ます。

◎これは患者さんの「治癒力」をいかそうとする方法です。
◎リラクゼーションのトレーニングもしました。

◎1年たった時、心理療法を受けなかったA群と比較してB群は、緊張度・疲れ・混乱などが減り、より元気になってきました。
◎A群 B群の平均生存率はB群の心理療法を受けた方が二倍になります。

◎A群の最長は5年未満であるのに対し、B群の最長は10年となっています。
◎心理療法をはじめてから20ヵ月までは差はあまりなく、その後で大きな差が出ています。
 この理由についてはわかりません。

◎では、なぜこのような延命効果が出たのでしょうか。

◎研究者たちは、おもにソーシャルサポートの力ではないかと言っています。

 1年の心理療法が終わっても、お互いに交流を続け深い「きずな」でむすばれていました。

このような関係の中で病気への対処の仕方を向上させ、不安、敵意、うつなどのネガティブな感情を持たないように助け合い、自分の生の感情を表現して、共に考え、支え合っていく事が命を支えたと推定されます。

※ここからは 私:斉藤の想像ですが、
仮にスピーゲルが、がんの三大療法(手術・放射線。抗がん剤)をもせずに、がんを自然退縮させた「がんサバイバー」が存在しており(実際にそのような方が多数います)
B群の方に熱心に語りかけ、「がんサバイバーさん達に体験談を話してもらい、同様に貴女たちも きっとよくなりますよ」と常に熱く働きかけたとしたら、B群の最長生存率は15年、20年と伸びて行ったかもかもしれません。

●人間には「がんをも治す事が出来る免疫力」が間違いなく備わっています。常に私は良くなると思う事です。 
 私:斉藤の個人的意見ですが、がんを治す原動力の80%は、心の持ち方にあると信じています。

がんの自然退縮(治癒)は誰にでも起こるのか

自然退縮(治癒)が何分の一の確率で起こるという調査結果があったとしても、それが絶対的なものにはなりません。

そうした数字を見て、あきらめるか、あるいは挑戦しようとするかで結果はおおいに変わってきます。

現在 自然退縮と心の関係を指摘する研究(精神神経免疫学)は無視できない程に増えてきています。

がんの自然退縮(治癒)が、偶然おこることなのではなくて、「心」の在り方によって左右される面もあるのだとしたら、自身の がん治療におおいに役立ってくるはずです。

① 診断を運命としない  宣告にチャレンジして自らの未来を切り開く
② 否定的な感情をため込まない、はき出してしまう。 自分のしたい事をする。
③ 自分が現状を改善する主役であり、病気の「犠牲者」「被害者」であることをやめ、自分では何も出来ないと無力感にとらわれたり、他人の判断に従属したりしない。
④ 選択は自分がする。不退転の決意。 自分が決定すれば たとえどんな結果になっても後悔しない

☆ 長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)について 
 
最近の研究によって 人と人とのつながりが深くなるにつれ長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)が目覚めることが分かりました。
従来の研究では、長寿遺伝子はすべての人が持っている遺伝子ですが、普段はスイッチがオフになっています。
50~100ぐらいの長寿遺伝子が人間にはあると言われています。それが普段は眠っているのです。

この遺伝子を目覚めさせるには

① 適度な運動でオン:じんわりと汗ばむくらいの運動(運動によって筋肉を収縮させることが長寿遺伝子を活性化させる)30分~40分程度

② カロリー制限でオン:必要な栄養素はしっかりとりながら、年齢や生活に応じてカロリーを抑えた食事にする 
※腹七分くらいが目安  
※飢餓状態でオンになるので飢餓遺伝子とも呼ばれています
※体力がない方がむやみにやるのはとても危険です。

※スイッチがオンになるのには約3週間かかります。一度でもカロリーがオバーするとスイッチは切れ3週間の努力は無駄になると言われています。
末期に近いがん患者にとっては、リスクの高い方法と言えます。

③ 赤ワインに含まれるポリフェノールの一種がオンにさせる

私たちの身体は、日々、様々な病原菌にさらされています。健康な人でも一日約5000個のがん細胞が生み出されています。
そのがん細胞を正しく認識し、すべて退治しているのが免疫細胞です。
しかしながら加齢やストレスでこの免疫細胞が誤作動を起こしやすくなり、がん細胞を攻撃する能力が低下するのです。

ところが、この長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)のスイッチがオンになると、免疫細胞の誤作動を修正してくれるのです。またがん細胞をつくる原因の活性酸素の発生をも抑制する働きがあることもわかってきたのです。

冒頭で述べましたスピーゲルの心理療法には、人と人との
「深いきずな」がありました。
長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)が目覚めた可能性が高いと思われます。

そうであるならば、がん患者は家に閉じこもるのではなく、人と人との「きずな」「つながり」を求めて患者会などに積極的に参加すべきと考えます。

関西交流会
    いずみの会(関西交流会)

共に話し、聞き、自分の意見を述べ、学び、励まし合い、支え合って行くことが生存率を高めていくのです。

特別に「がん」の話しをしなくてもいいわけです。
家族の事、日常の事、今、話題になっている事、趣味の事、好きな食べ物、旅行の事、なんでもいいんです。

わいわい、がやがや、時には皆で歌ったり、ランチに行ったり、お茶会に行ったり、温泉に行ったり、飲み会に参加したり、自分にとって楽しい事をすることが、とても重要と感じます。
茶飲み友達

そして最も大切な事は
長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)が目覚めたぞ!と常にイメージし、私は良くなっていく!と思う事です。

イメージすれば身体がイメージしたように動いていきます。
がんは自分の努力で治せる病気と考えます。


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No title

斉藤さん、更新ご苦労様です。コメント遅くなりました。
病気になってしまったことについて、どうして私が?
と誰でも不安になります。ましてやそれが「がん」だったら。
先日、ラジオ番組でボクシングの長谷川穂積選手の話を聞きました。私は全く知らない話でしたが、彼が9月の防衛戦の前に利き腕の左手の指を骨折したとのこと。普通だったらそれで、「もう負けだ!」と絶望するところですが彼はケガも何かの必然だと、その後右手で猛練習。試合でも右手で勝つことができた。
自分の身に大変なことが襲ってきたとき、そんな気持ちになれたら、斉藤さんのブログの様にがんになっても乗り越えることができるでしょうね!
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